原田美枝子さん
は最近では上品なおばさん役が多く、演技力のある脇役といった活動ですが、
若い頃は10代から大女優の片鱗をみせ、大胆なヌードも厭わない実力派女優として数々の名作に出演してきました。
そんな原田美枝子さんの美しい画像を楽しみたいと思います!
原田美枝子さんのプロフィール
- 本名:石橋 美枝子
- 生年月日:1958年12月26日
- 出生地:東京都豊島区
- 豊島区立巣鴨小学校
- 豊島区立西巣鴨中学校
- 都立工芸高校(転校)
- 東京都立代々木高等学校交替部(卒業)
- 血液型:A型
- 身長:157CM
- 夫:石橋凌
- 長男:石橋大河(VFX(視覚効果)アーティスト)
- 長女:優河(シンガーソングライター)
- 次女:石橋静河(女優・ダンサー)
原田美枝子さんのお話の前に、素敵なお母さんのことからご紹介します!
原田美枝子さんの母親、90歳で映画デビュー
原田美枝子さん
の母親、原田ヒサ子さんは千葉県館山市那古船形の漁師の家に12人兄弟の10番目として生まれ。10歳のときに母を亡くします・・・
10代で、第二次世界大戦を経験
学徒動員で、千葉市の蘇我にあった軍需工場、日立航空機千葉工場で、零戦を作る作業をしていました。
20代で、オフセット印刷工の原田喜代和と結婚。
戦後は住み込みで管理人をしながら子供を育てました。
2019年、認知症が進んだ原田ヒサ子さんは、原田美枝子さんの女優としての人生と自分自身をシンクロして語るようになり、「私、15から女優をやっているの」と娘である原田美枝子さんの人生を自分のことのように話し始めた・・・
原田美枝子さんは母の人生を映像に残そうとカメラを回し
長男・石橋大河(VFXアーティスト)、長女・優河(シンガーソングライター)、次女・石橋静河も参加して
短編映画『女優 原田ヒサ子』として2020年3月28日、公開されました。
本編を視聴できないので気になりますね
原田美枝子さんデビュー作品で衝撃ヌードが話題に
中学2年生だった1972年、マーク・レスター主演の映画『卒業旅行 Little Adventurer』の相手役オーディションに応募
残念ながら落選しますが、サンミュージックに所属することができ
アイドル全盛の当時、原田美枝子さんも歌手としてデビューする話が進んでいましたが、当人はあまり乗り気ではなく、
「勉強のために」と勧められて日活児童映画『ともだち』(澤田幸弘監督、1974年7月24日公開)に、主人公の少年の姉役として出演
東京都立工芸高等学校入学後の1974年、『恋は緑の風の中』に出演し正式デビュー。
原田美枝子は八百屋の娘役であるが、少年(佐藤佑介)とお互いに初恋の淡い想いを抱く青春物語。
しかし中学生の性の目覚めを題材にしたこの映画は当時問題となり、
まだ15歳だった原田美枝子さんもヌードシーンがあったため、公開後の高校1年生の3学期に芸能活動の便宜上、東京都立代々木高等学校交替部へ転入しなければなりませんでした。
高い演技力とヌードもいとわない女優魂で10代から大活躍します!
1976年、『大地の子守歌』で田中絹代さんと共演
1976年、『大地の子守歌』では女郎に売られた少女おりんを演じ、やはりヌードシーンがあり原田美枝子さんの迫真の演技に圧倒されます。
原田美枝子さんは小さなときから本を読むのが好きで、高校一年生16歳のとき小説家・素九鬼子の原作小説『大地の子守歌』を読んで感激。
自分とは境遇は違うが主人公の“りん“の強さに強く惹かれていました。
この話が原田美枝子さん所属事務所サンミュージックのマネージャーから、増村保造監督に伝わり、
まだ映画界では無名だった原田美枝子さんが抜擢されました!
田中絹代さんは手弁当での出演で、最晩年の出演でした。
「大地の子守歌」うさぎ汁と海が好きな少女おりん。最愛であるババアの死後、無知故の淫売屋奉公。強情で向こう見ずな変わり種女郎。その負けん気から無理が祟って業病から失明。ずっと張り詰めていた心が和やかな自然の中、お遍路さんとなって霊場巡礼の旅へ。大地にいだかれよ。神仏の出番である。 pic.twitter.com/X3XKMGG2BH
— Colette (@Colette89677107) June 11, 2021
「大地の子守歌」増村保造監督作品、原田美枝子、岡田英次、梶芽衣子田中絹代、賀原夏子。強烈な映画だと思う。原田さんの凄さをたっぷり味わえる作品。 pic.twitter.com/i3FlMsDuq1
— 小杉正宏 (@masahiro_kosugi) April 1, 2020
1976年『青春の殺人者』では水谷豊さんと共演
両親を殺してしまった青年、水谷豊さんの恋人で彼のスナックで働く、“常世田ケイ子“を演じました。
当時17歳の原田美枝子さんのオールヌードがやはり話題になったようです。長谷川和彦の第一回監督作品。
1977年サスペンス『錆びた炎』伊山比佐子 役で出演
#地下鉄の日
『錆びた炎』
謎解きの興味に 浮かびあがる現代の恐怖
推理映画に新境地を拓いて 都会の巨大な迷路「地下鉄」に挑戦する! pic.twitter.com/CvfC3waHcZ— ②②⑥映画前夜™ (@nichipro) May 29, 2019
理由は不明ですがDVD化が難しい作品のようです。
1978年、『トラック野郎・突撃一番星』のマドンナ役で出演
菅原文太さんと共演、7代目のマドンナ、月田えり子を演じました。
「トラック野郎突撃一番星」シリーズ第7弾!文太・キンキンコンビに加え、せんだみつおが仲間入りし、さらに盛り上がる珍道中!7代目マドンナに原田美枝子を迎え、 ライバルに川谷拓三が登場!金子信雄も(笑) #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/DtnZruIMC0
— やーさん (@ya_san8931) August 13, 2016
トラック野郎シリーズは『男はつらいよ』に対抗して制作・上映されていて、トラックのカーチェイスや下品なエロ描写があったせいか、マドンナ役を努めた原田美枝子さんはその後も『男はつらいよ』に出演することはありませんでした・・・
1979年カルト的人気作品『地獄』に出演
姦通や近親相姦の罪を犯して2代にわたって地獄に堕ちていく母娘を描いた異色作
ステレオタイプな地獄の風景、針の山や釜茹で、閻魔大王なども描かれています。
当時19歳だった原田美枝子さんは出演オファーを受けて
「台本を読んで出来ない。女の情念とか、女でなければいけない部分はまだ自分にはムリだろうと思い、考えさせてほしい」
と返事しましたが尊敬する神代監督作品初出演でもあり出演を決めました
山崎ハコの主題歌が話題になりましたが、映画の興行成績は大コケだったそうです
1983年『もどり川』で萩原健一さんと共演
神代辰巳監督が
連城三紀彦「戻り川心中」を萩原健一主演で映像化
この頃の萩原健一さんは映画や歌に活躍していましたが、私生活は不安定で
1980年にいしだあゆみさんと結婚するも1984年に離婚
1983年には大麻所持で逮捕
1984年には飲酒運転で人身事故を起こし、業務上過失傷害罪で逮捕
1985年には女優・倍賞美津子との2ショット写真を週刊誌に撮られてカメラマンに暴行
などの破天荒な行動と、『もどり川』のオンナと心中を繰り返すだらしない詩人の役がシンクロして女性との絡みが多い作品になっています
原田美枝子さんも萩原健一さん演じる詩人と心中する役でした・・・
心中の道程で、死にたくない、怖いようと連発し、なじり、泣きながらも、もだえ、愛欲の淵に堕ちていく
黒沢明監督『乱』では眉毛を剃っての怪演技
自分の家族を滅ぼした秀虎の一族への復讐の念を露わにする「楓の方」で迫真の演技を見せています。
原田美枝子さんの若い頃、まとめ
若い頃から演技力に定評があり、15歳からヌードを厭わない演技から天才肌の女優だとおもっていましたが、数々の難しい役柄に挑戦
水谷豊さんや萩原健一さんなどの俳優との共演や、黒澤明、神代辰巳、長谷川和彦などの監督の作品に出演することで演技や表現力が磨かれてきたことがわかりました。
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まだまだ楽しみな女優さんです!