1950年代生まれ PR

梅沢富美男さんの俳句が名人級?その実力は?

梅沢富美男
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梅沢富美男さんはMBSのテレビ番組「プレバト!!」の人気コーナー「俳句の才能査定ランキング」で、俳句名人に認定されています。

 

梅沢富美男さん:プロフィール

  • 本名:池田 富美男
  • 生年月日:1950年11月9日
  • 出身地 :福島県福島市
  • 血液型:B型
  • 妻の池田明子はフィトセラピスト(植物療法士)として活動中

自称「300年に1人の役者」

梅沢富美男さんの俳句が名人級?その実力は?

梅沢富美男さんの実力をみてみたいと思います。

 

梅沢富美男さんは俳句名人10段位 その実力は?

プレバトでは最高ランクの名人、10段に認定されています。
そんな梅沢富美男さんですが、プレバトが始まるまでは「俳句」の経験はまったくなかったということです・・・

俳句を作ってくださいと言われた時に、「俳句って何だろう」と。五七五だってことは知ってますよ。けど、俳句を作る術を知らなかったから、「季語ってなんだよ」というところから始めて。

季語辞典を買ってきて読んだら、なるほどなと。“桜の花”というと、季語が2つ入っちゃうんだよ。花っていうのは桜を意味するんだよね。だから“桜の花”だと桜が2つになる。

ただ、ありがたかったのは、僕の父親がやっていたころのお芝居はセリフが七五調なのよね。歌舞伎もそう。

「花の司の牡丹でさえも 冬は菰着て 春を待つ」とかね。「セリフを歌う」っていうんだけど、これが日本人が一番耳に入りやすい言葉の数なのよ。

そういうお芝居をずっとやってたんで、セリフ回しが七七七五とか七七五七七とか、そういうリズムのある言葉が自分になじみがあったから、俳句もできるなと。舞台の役者であったことが、俳句に入りやすかったのかな。

もともと才能があったのでしょうね。
さらに芝居のセリフが俳句に入りやすいきっかけになったようです。

また、「俳句」の魅力については・・・

俳句って、自分が描きたいもの、感じたものを詠むんです。僕も俳句を始めたころに何も感じてなかったものまでも感じるようになったんですね。

それは何かって言うと、人の影、花びら、風、そういう細かいところまで気になるようになった。それがひとつの俳句の良さじゃないかな。

と話しています。
番組では、「俳句」の実力もさることながら、盛り上げ役として欠かせない存在になっています。








夏井いつき先生の評価は?

 

努力の人ですね。最初お会いした時、とてつもなく下手だったから、ちょっとした言葉を知ってるだけで、「この人俳句のことちゃんと知ってるのかな」と思ったんです。

でも、聞いてみたら「プレバト!!」が初めてだっておっしゃるから、この人こそホントの意味での努力の人だなと思って。

自ら、「俳句の王者」と宣言している梅沢富美男さんですが、どのような「俳句」を詠んでいるのでしょうか?

梅沢富美男さんの俳句ってどんな感じ? 一覧!!

実際のところ、どのような俳句を詠んでいるのでしょうか?
梅沢富美男さんの作品と夏井先生の添削後のものをいくつか集めてみました。

  • 「結露」: 2019/01/03(名人・特待生のみの冬麗戦・決勝戦) – 第5位(9人中)
  • 【本人作】: 万華鏡 めける結露や 初明かり
  • 【添削後】: 万華鏡 めくや結露の 初明かり
    作者の意図:結露を見ていて、初明かりが上がってあまりにキレイ。万華鏡のようだ。

 

  • 「銀座のイルミネーション」: 2018/12/06 – 現状維持(☆☆☆☆☆)
  • 【本人作】: 義士の日の まねきに白く 降る夜空
  • 【添削後】: 義士の日の 看板や白く 降る夜空(発音は看板=まねき(ルビを振っているため、あえて読ませている))

 

  • 「冬のスーパー」: 2018/11/29 – 現状維持(☆☆☆☆☆)
  • 【本人作】: 関東炊き 竹輪麩足して 待つ帰り(発音は関東炊き=かんとだき、竹輪麩=ちくわぶ)
  • 【添削後】: 竹輪麩を 足して夫待つ 雪の夕(発音は夫=つま)

 

  • 「郵便ポスト」: 2018/09/27(名人・特待生のみの炎帝戦・決勝戦) – 第1位(8人中)
  • 【本人作】: 廃村の ポストに小鳥 来て夜明け
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「古書店街」: 2018/09/13 – 現状維持(☆☆☆☆☆)
  • 【本人作】: 長き夜に 母の声音の 「ぐりとぐら(発音は声音=こわね)
  • 【添削後】: 長き夜や 母の声音の 「ぐりとぐら」

 

  • 「秋の味覚」: 2018/09/06 – 現状維持(☆☆☆☆☆)
  • 【本人作】: 震禍の港 あふるる笑顔 初さんま(発音は震禍=しんか)
  • 【添削後】: 震禍七年 港に揚がる 初さんま(発音は震禍七年=しんかしちねん)

 

  • 「ラジカセ」: 2018/08/09(名人・特待生のみの炎帝戦・決勝戦) – 第1位(7人中)
  • 【本人作】: 旱星 ラジオは余震 しらせおり(発音は旱星=ひでりぼし)
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「砂浜」: 2018/07/19 – 1ランク昇格
  • 【本人作】: 嬰児の 寝息の熱し 砂日傘(発音は嬰児=みどりご)
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「夏の食堂」: 2018/07/12 – 現状維持
  • 【本人作】: 原子炉と 共に溽暑に 眠る町
  • 【添削後#1】: 原子炉と 溽暑に眠る 町しづか
  • 【添削後#2】: 原子炉と 溽暑に眠る 町の黙(発音は黙=もだ)

 

  • 「梅雨明け」: 2018/06/28 – 1ランク昇格
  • 【本人作】: 道ばたの 花束ひとつ 虹立てり
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「紫陽花とバス停」: 2018/06/21 – 現状維持
  • 【本人作】: 曇天に 俯く北の 濃紫陽花(発音は曇天=どんてん、俯く=うつむく、濃紫陽花=こあじさい)
  • 【添削後】: 北国の曇天 俯く 濃紫陽花

 

  • 「更衣」: 2018/05/31 – 1ランク降格
  • 【本人作】: おさな子の 乳房ふくめる 玉の汗
  • 【添削後】: あまやかや 乳房ふくめる 子の汗は

 

  • 「新緑の高尾山」: 2018/05/24 – 現状維持
  • 【本人作】: 木漏れ日を 蹴散らし子らは 夏に入る(発音は入る=いる)
  • 【添削後】: 夏来る 子ら木漏れ日を 蹴散らして

 

  • 「桜と富士山」: 2018/04/12(名人・特待生のみの俳桜戦) – 第2位(9人中)
  • 【本人作】: 空のあお 富士の蒼へと 飛花落花(ひからっか)
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「卒業式」: 2018/03/08 – 1ランク昇格
  • 【本人作】: 友ふたり 卒業の日の 病室に
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「ひな祭り」: 2018/03/01 – 現状維持
  • 【本人作】: 天領に 吹く風やさし つるし雛
  • 【添削後】: 天領の 風ぞやさしき 吊るし雛

 

  • 「春風と女性」: 2018/02/22 – 現状維持
  • 【本人作】: 春の日は 練り羊羹の 甘さかな
  • 【添削後】: 春の日は 甘し 練り羊羹の艶

 

  • 「梅と電車」: 2018/02/08 – 現状維持
  • 【本人作】: 別珍の 手触りのして 梅の香よ
  • 【添削後】: 別珍の 手触りに梅 薫りけり

 

  • 「節分」: 2018/02/01 – 現状維持
  • 【本人作】: 春待つや 恵方知らせる 店の声
  • 【添削後】: 春待つや 恵方を告ぐる 店の声

 

  • 「つらら」: 2018/01/25 – 1ランク昇格
  • 【本人作】: じっちゃんの 咳ひとつ 澄んだ空(発音は咳=しわぶき)
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「雪と青空」: 2018/01/04(名人・特待生のみの冬麗戦)- 3位
  • 【本人作】: ざくざくと 空切りひらく 雪下ろし
  • 【添削後】: 添削ナシ

 

  • 「冬の帰り道」: 2017/12/07 – 現状維持
  • 【本人作】: 手袋の 中の指輪よ 再会よ
  • 【添削後パターン#1】: 手袋の 下の指輪よ 再会よ(彼女が結婚しているのを知っていた場合)
  • 【添削後パターン#2】: 手袋を 外せば指輪 再会す(彼女が結婚しているのを知らない場合)

 

  • 「初冬の代々木公園」: 2017/11/30 – 現状維持だったが悪態ついて降格
  • 【本人作】: えり足に 冬の風あり LINE消す
  • 【添削後】: 冬の恋 終わりぬ風に 消すLINE

 

  • 「読書の秋」: 2017/09/14 – 1ランク昇格
  • 【本人作】: 夜学果て まだ読みふける おとがひよ
  • 【添削後】: 夜学果て なほ読みふける おとがひよ

 

  • 「夏休みの宿題」: 2017/08/31(チーム対抗戦) – 2位
  • 【本人作】: 絵日記の はみ出すほどに 茄子の牛
  • 【添削後】: 絵日記の はみ出し茄子の 牛黒し(or 牛笑う)

 

  • 「夕暮れの商店街」: 2017/08/24 – 1ランク昇格
  • 【本人作】: いさばのかっちゃ スカーフは あけびの色
  • 【添削後】: 魚市場のかっちゃ スカーフは あけび色(魚市場には「いさば」とルビを振る)

 

  • お題:夏休みの宿題(第1回 番組対抗戦)
  • 絵日記の はみ出すほどに 茄子の牛才能アリ2位
    添削後
  • 「絵日記の はみ出し 茄子の牛黒し」
  • 「絵日記を はみ出し 茄子の牛笑う」

 

  • お題:読書の秋
  • 「夜学果て まだ読みふける おとがひよ」名人8段へ1ランク昇格
    添削後
  • 「夜学果て なほ読みふける おとがひよ」

まとめ

というわけで、梅沢富美男さんの「俳句」を紹介しました。

いかかでしょうか。日本人ならではの言葉に対する感性が要求されます。
読みこまないと、良さがわからないですね。