2019年3月26日に亡くなったショーケンこと萩原健一さん(享年68)の死因は、「消化管間質性がん」(GIST)という聞き慣れない病名でした。がんの一種ということですが、どのような病気だったのでしょうか?調べてみました。
萩原健一さんの死因「間質性がん」は10万人に1,2人のがん
萩原健一さんの死因となった、「間質性がん」GISTとは、胃や小腸、大腸などの消化管(肝臓・膵臓は含まない)の「間質」という組織にできるがんの一種。
「間質性がん」GISTの発症率は10万人に1~2人
発症率は10万人に1~2人と少ないため、「稀少がん」と呼ばれる種類のがんです。
発症部位は胃が約70%、小腸が約20%、大腸が5%程度で、日本では年間1000~2000人の罹患者がいます。
高齢者ほど罹患しやすく、60~70代の発症者が多いがんだそうです。
出典元:newsポストセブン
病名に冠される「間質」とは、臓器の隙間の部分をいうらしく、一般的ながんは臓器の上皮細胞ががん化することで発症しますが、「間質性がん」は上皮ではなく、その下層に発生するので、早期に発見することが難しいということです・・・
間質のがんは、消化管で起こるGISTが最も多い。一般的に、胃がんや大腸がんなどの消化器系がんは、臓器の表面を覆う上皮(粘膜)細胞ががん化することで発症しますが、GISTは上皮ではなく、その下層にあり、消化管を動かす働きを持つ『カハール介在細胞』という特殊な間質細胞が悪性腫瘍(肉腫)に変化して起こります」
出典元:newsポストセブン
GISTは自覚症状に乏しく、患者が異変に気づきにくい。
「胃にできたGISTの場合、腫瘍がかなり大きくなって胃の上皮にまで潰瘍ができ、出血が起きるまで患者が異変に気づかないことが多い。小腸にできた場合にも出血や貧血などの異常が生じますが、それが小腸に由来する症状だとはわかりにくい。中には、腸閉塞が起こって重篤化するまで医師にかからないケースもある」
出典元:newsポストセブン
萩原健一さんは、がんを発症する直前に冨田リカさんと結婚
これはほんとによく分かる。ひとりの女性との出会いで男はほんとに変わるから。もっと生きてふたりの日々を過ごしたかっただろうが、ある意味人生の終焉を看取られるって幸せな事なのかもしれないね。
萩原健一さん 最後の妻・冨田リカと出会い「人が変わった」 #SmartNews https://t.co/q6qfGaOf1y
— 石井凛太郎 (@bugsy1018) April 5, 2019
数々の浮名を流してきた、萩原健一さんですが、亡くなるまで二人は添い遂げることになります。
萩原健一さんの死因、2011年にがんを発症
萩原健一さんは2011年に発症後、病名を公表することなく、8年近くに及ぶ極秘闘病を続けていました。
希少がんは、発病してからすぐに手術で取り除き現場復帰できました・・・
しかし
2015年4月に再発
本人は「正直言って真っ白になったのは確か」
と語っていました。
2016年、医者からは延命のための手術を勧められました・・・
しかし萩原健一さんは、それを断り、ドラマ出演を決めます。
医者はしばらく沈黙した後に「それは自殺行為ですよ」と・・・
不惑のスクラムに萩原健一ショーケン出ます!安藤祐介原作です。 https://t.co/4dqtIsuEWs
— らら (@rara_chan423) July 30, 2018
「不惑のスクラム」を企画したNHKの担当者は、萩原健一さんにオファーしたときに、病気のことは全く知らなかったといいます。
NHKドラマ「不惑のスクラム」で、萩原健一さんと共演された #高橋克典 さん。
「“ショーケン”最期の日々」の取材で高橋さんが語ってくれたのは、どんな状況でも芝居に打ち込む萩原さんの姿でした。#クロ現プラス
4日(木)夜10:00【総合】https://t.co/11Ea4SQhPp pic.twitter.com/n3zhkugKbd— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) April 4, 2019
映画「226」で陸軍将校を演じた萩原健一が、数十年後・高橋是清を演じる…いだてんの配役、やはりすごい。#いだてん #NHK pic.twitter.com/dCE8zuR90g
— chari chari (@charichari1500) September 8, 2019
がんの治療よりも俳優として生きることを選択していました・・・
萩原健一さんの闘病を支えた、妻の冨田リカさん
冨田リカさんは短大卒業後、幼稚園教諭などを経て、29歳で最初の結婚。一児をもうけますが、2年で離婚し、子供を手放しています。36歳で再婚し、その後、41歳でモデルデビューを果たしました。48歳のときに女性誌で写真を披露し、同時期に離婚。その半年後に萩原さんと再々婚しています。
萩原健一さんほどではないとしても冨田リカさんも波瀾万丈な恋愛遍歴の持ち主でした。それだけにお互いにひかれるところがあったのでしょうか?
妻の冨田リカさんは、病状が進行する萩原健一さんの仕事場に付き添っていました。このころから、萩原健一さんは家族の大切さについて話すようになりました・・・
萩原健一さんは倒れる前日までジムでトレーニングしていたそうです
( ̄^ ̄)青春時代を 楽しませて頂き有り難うございます!①
“ショーケン”こと俳優の萩原健一さん死去 68歳
3/29(金)
「ショーケン」こと、歌手で俳優の萩原健一さんが亡くなりました 68歳でした pic.twitter.com/hawRI7NgB5— ??よろず屋 (@yorozya_1) March 28, 2019
萩原健一さんの死因、死後すぐに荼毘に付されたワケ
2019年3月26日午前10時30分、都内の病院にてGIST(消化管間質腫瘍)のため死去。
葬儀は3月27日に家族のみで営まれ、本人が以前住んでいた神奈川県の鶴見近辺の斎場で荼毘に付されました。
お亡くなりになってから翌日に葬儀というのも異例ですが、
生前萩原健一さんは妻の冨田リカさんに、「すぐに葬ってほしい」と話していたそうです。
萩原健一さんは人生の中で様々なトラブルがありましたが、自分の死後、家族に迷惑がかかってはいけないという思いから、盛大な葬儀はやりたくなかったとのことです。
萩原健一さんの妻・理加さんのコメント
生前に、お世話になりました仕事関係の皆様、ファンの皆様に、心よりお礼申し上げます。これまで、本人の強い意向により、病のことは公表せずに参りました。最期は、とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました。今はまだ、心の整理がついておりませんので、皆様、どうかご理解頂けると幸いに存じます。
出典元:朝日デジタル
萩原健一さんの死因、まとめ
萩原健一さんは68歳という若さで亡くなってしまいましたが、10代から芸能界で活躍し、歌手・俳優として強烈な存在感のある人物でした。私生活も話題になりましたが、最後は家族の愛に包まれての最後でした。
インタビューでの言葉「もう一度人間に生まれてきても、オレは、 オレ」