1940年代生まれ PR

藤竜也さんの若い頃、かっこよすぎる石原裕次郎さんとの関係とは?

藤竜也
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ニヒルな二枚目俳優、藤竜也さんは、まだ無名俳優だった若い頃に、日活の看板女優だった芦川いづみさんと結婚して世間を騒がせました。

その格差婚には石原裕次郎さんが周囲の圧力を全部受け止めてくれたそうです。

藤竜也さんの若い頃のかっこよすぎる活躍をまとめました。

 

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藤竜也さんのプロフィール

  • 本名:伊藤 龍也(いとう たつや)
  • 生年月日:1941年8月27日
  • 出生地:中華民国・北京
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 横浜市立戸部小学校
  • 関東学院中学校
  • 関東学院高等学校
  • 日本大学芸術学部(中退)
  • 身長:173cm
  • 血液型:O型
  • 配偶者:芦川いづみ

藤竜也さんは中国、北京で生まれた

藤竜也さんの父親は横浜の工業用インクの会社に努めていて横浜から北京に赴任していました。

そして北京で見合いで母親と結婚。

結婚して北京にいったことについて藤竜也さんの母親は

「好きとか嫌いじゃなくて、ただ北京に行きたかっただけよ」と話していたそうです。

藤竜也さんは1941(昭和16)年に北京の宣武門(せんぶもん)近くの病院で生まれました。

太平洋戦争のさなか日本の横浜に帰ってきた藤竜也さん一家ですが、横浜にも空襲がくるという時期で、横浜に着くとそのまま祖父たちがいた小田原に疎開

終戦後も1年か2年いて、それから横浜に帰ってきました。

父親の社宅から、小学校に通っていましたが

父親が相鉄線(当時は神中線(じんちゅうせん))に撥ねられて亡くなってしまい、それで母方の祖父を頼って、葉山でくらしました。

中学・高校は南区の関東学院で過ごし、米軍基地の近く本牧で遊んでいたそうです。

大学在学中にスカウトされて日活に入社

大学は日本大学芸術学部に進学しますが、俳優になったことで中退してしまいました。

学校の帰りに、数寄屋橋の日劇、いまのマリオンの前で友達と待ち合わせていたときにスカウトされました。

日活に入社した藤竜也さんは1962年に『望郷の海』でスクリーンデビュー。

長かった日活での下積み生活

ニューフェイスとしてデビューしたものの当初はエキストラに近い役もあったそうです。

すぐに、石原裕次郎さんみたいなスターになれると思っていましたが、大部屋で毎日、通行人の役ばかり。

そこで、少しでも何かをつかもうと、他の俳優の演技を見学したり、ヒゲを生やすことを思いついたり、アクション俳優の練習もおこなっていました。

「みな殺しの拳銃」(1967)「みな殺しの拳銃」(1967)

 

藤竜也さん、酔って石原裕次郎さんと喧嘩

まだ大部屋俳優だった藤竜也さんは、石原裕次郎さんに会って、あまりのかっこよさに舞い上がってしまい、

「藤といいます、俺とケンカしてください」と絡んでしまったそうです。

すでに泥酔していた藤竜也さんは。そのまま倒れ込んでしまい、気がつくと石原裕次郎さん宅のベッドに寝かされていました。

そんな失礼な出会いでしたが、石原裕次郎さんは藤竜也さんに目をかけて、芦川いづみさんとの結婚もサポートしたそうです。

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日活映画で存在感を現すが・・・娯楽映画が下火に・・・

大部屋俳優からいろいろな役を演じられるようになり

1969年に映画「野獣を消せ」での若者役で注目を集めました。

日活ニューアクションの代表シリーズの一つである『野良猫ロック』シリーズに出演。

主演ではないものの野良猫団のメンバーの一人として光る存在感を発揮しました。

野良猫ロック野良猫ロック

 

「野良猫ロック」シリーズがアマゾンプライムで視聴可能ですよ(2022年6月現在)

女番長 野良猫ロック

野良猫ロック ワイルドジャンボ

野良猫ロック セックスハンター

野良猫ロック マシン・アニマル

野良猫ロック 暴走集団’71

しかし、1971年に日活が一般映画から撤退すると、東映に籍を移しますが作品に恵まれず・・・

「時間ですよ」でダンディーな演技が大注目

そんな中、1973年になってテレビドラマ『時間ですよ』で演じた謎の男・風間役で静かにブレーク。

藤竜也のトレードマークのダンディな口髭に粋なサングラス。

篠ひろ子演じる田村涼子の居酒屋のカウンターに腰掛け、いつも物静かに一人酒を飲む男。

ホームドラマなのに異次元な空気を漂わせる演技がお茶の間で人気になり、映画俳優からテレビでも活躍するようになりました。








問題作「愛のコリーダ」に主演

「時間ですよ」で注目されて、「寺内貫太郎一家」や2時間ドラマでダンディーな俳優として人気がでてきたころに、「愛のコリーダ」のオファーがきます。

映画「愛のコリーダ」(1976年:大島渚監督)

東京中野の料亭の主人、石田吉蔵(藤竜也)と住み込みで働いていた阿部定(松田英子)は激しく愛し合い、駆け落ちをする。

二人は愛欲に溺れ、阿部定は吉蔵をじぶんだけのものにするために殺害し、陰部を出刃包丁で切り取ってしまう・・・

「愛のコリーダ」は主演男優選びが難航していた

 

「愛のコリーダ」は日本初の本番シーンありの映画だったために、日本では検閲が厳しく製作できなかったために、フランスで撮ることになっていました。

フランスのプロデューサーは「男性器の形もかっこいい人を」と要望をだしてきました。

そんな映画に出演してくれる俳優を探すことが行き詰まっていました。

崔洋一さんは、藤竜也さんを主演の候補として推していましたが、大島渚監督はなかなか決めずに、製作発表会見の前日、ようやく「藤竜也さんに会えるか?」と連絡。

喫茶店で大島渚監督と初めて合うと

阿部定事件を題材にした愛の物語です。脚本を読んでみてください。

と渡されて、大島渚監督はすぐに出ていってしまい

残された藤竜也さんは、一時間半かけて脚本を読み

ちょっとセクシャルなシーンが多かったけれど、こういうベッドシーンがベースになってオトコと女のつながりを描くという切り口は斬新だな

と感じ、

男と女が惚れる喜び、崇高さと滑稽さ、これは見事なもんだと思って、これはやらなきゃいけない、俳優としてやらないと損だ

と出演を決意しました。

しかし、本人の想定以上に風当たりは強く、所属事務所も出演に反対しました。

そこで事務所を辞めて出演を強行しました。

「あの時、断っていたら自分自身に負けた。一生、後悔しただろう」

と後に語っています。

「愛のコリーダ」の性表現が裁判沙汰に・・・

藤竜也さんは70キロあった体重を50キロまで減量して、主人公の石田吉蔵を演じました。

映画は大きな話題になり、日本ではボカシがはいる映像でしたが、わいせつな表現であると問題化

藤竜也さんも、とばっちりで槍玉に挙げられてしまい、2年間役者の仕事をすることができませんでした。

 

1986年「化身」で黒木瞳さんとの大胆演技が話題に

ニヒルな二枚目役が多かった藤竜也さんですが、渡辺淳一さんの小説を映画化した「化身」では三枚目的な役を演じて評価されました。

宝塚歌劇を引退して清純イメージだった黒木瞳さんとの大胆な濡れ場も話題になりました。

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名曲「横浜ホンキー・トンク・ブルース」を作詞

元、ゴールデン・カップスのエディ藩・デイブ平尾や柳ジョージと横浜でよく飲んでいた頃、

エディ藩に連れられてライブハウスで「横浜ホンキー・トンク・ブルース」を聞かされて、「曲はいいけど、歌詞がよくないなあ」

その場で、コースターの裏に走り書きしたら、エディ藩が気に入って歌詞を変更。

エディ藩だけでなく、松田優作さん、原田芳雄さんなどがカバーして人気曲になっていきました。

藤竜也さん、芦川いづみさんとの格差婚が話題に

1962年に日活に入社して6年後の1968年に当時、日活の看板女優だった6歳年上の芦川いづみさんと結婚し格差婚として話題になりました。

まだまだ、当時は無名の俳優だった藤竜也さんと芦川いづみさんの結婚は

当時は結婚すれば女優として活躍することが難しかった時代でもあり、

日活の看板女優の結婚にはまわりが大反対しました。

そんな中、懇意にしてもらっていた石原裕次郎さんが全面的に支援

結婚式にはお金のなかった藤竜也さんにタキシードを用意してあげました。

藤竜也 芦川いづみ 藤竜也さん、芦川いづみ 藤竜也さん、芦川いづみ

石原裕次郎さんと、藤竜也さん夫妻。仲の良さそうな雰囲気ですね。

芦川いづみさんの美人すぎる若い頃の活躍はコチラにまとめました

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藤竜也さんの若い頃、まとめ

藤竜也さんは芸能界にはいって、石原裕次郎さんに可愛がられたり、多くの飲み仲間とつきあったり、人柄の良さが感じられるエピソードがたくさんありました。

芦川いづみさんとの夫婦関係も円満で、まだまだ活躍がみられそうです!